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備前焼について

かたく焼き締まった器

​備前焼の粘土は岡山県備前市から瀬戸内市の一部で採れる粘土です。

この粘土の特徴は「焼くとよく縮む」ことです。通常の陶器の粘土は14%縮むと言われていますが、備前の粘土は18%縮みます。

​そのため焼くだけで水もれがなく、釉薬を施す必要がない「かたく焼き締まった器」という事になります。

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電子レンジはNG

かたく焼き締まった器なので電子レンジNGです。電子レンジは食材にある水分が高温になります。器の食材がある部分だけ高温になります。高温になると少し膨張します。かたく焼き締まった備前焼はその少しの膨張も形が歪み、端が割れることでしか膨張できません。結果的に割れてしまいます。

電子レンジが使える器は、器の中に多くの穴が開いており(ガラス質の釉でコーティングされています)、形が歪みにくい構造になっているのでしょう。

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水漏れなし

かたく焼き締まった器なので水漏れすることはありません。窯出し時にすべて水漏れチェックを行っておりますが、万が一お買い上げいただいた器が水漏れするようでしたらご連絡ください。

水漏れしないという事は、水を吸い込みません。また同じ理由で油シミもありません。

​お買い上げいただきましたら、ホコリが付いているかもしれないので、普通に食器と同じように洗ってからお使いください。米のとぎ汁で浸すなどの釉薬もので必要な器の前処理は備前焼には必要ありません。

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グラタン皿について

グラタン皿は土鍋の粘土で作っています

グラタン皿は土鍋を作る粘土で作っています。こちらにはペタライトと呼ばれる鉱物が入っているため、熱を加えてもあまり歪まない性質を持っています。オーブンレンジはもちろんガスレンジや電子レンジ、トースターでも使用できます。

​こちらの器には釉薬が施されていますが、一般的な土鍋と同じように小さな穴が開いてあるケースが多く、最初に使い始める時にお粥を炊いて、それが冷めるまで、できれば一晩放置しておくと、小さな穴がふさがり、次回から普通に使うことができます。(コメのとぎ汁や小麦粉でも同じ効果です)

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